アオノツガザクラ (ツツジ科) 「ロックガーデン」頂付近にあります。
日本では、北海道から本州中部地方以北に分布し、国外ではアジア、アメリカでは、千島、樺太、カムチャツカ、アラスカに分布しています。高山帯の適度に湿り気のある岩場や草地に生育する常緑小低木です。高山植物。茎は地を這い、よく分枝します。茎の上部が斜上し、高さは10~30cmになります。葉は密に互生し、線形で縁には微小な鋸歯があります。枝先に4~10個の花を下向きにつけます。花柄は細く、微毛と腺毛が生えています。花冠は淡い黄緑色で、壷型で、先端が浅く5裂すしています。果実は蒴果です。
【言葉解説】
蒴果(さくか)
果実の1種で、子房に数室あって、2枚以上の心皮から成熟してできた果実のことです。成熟すると心皮と同数の裂片に裂け、種子を散布します。アサガオ・カタバミなどにみられます。