アキノギンリョウソウ(ツツジ科)
日本全土に分布しています。国外では朝鮮、中国、インド、ブータン、ネパール、バングラデシュ、南北アメリカに分布しています。林中のやや暗い場所に生育する多年草です。地下茎から地上に花茎を形成し開花します。花茎には鱗片状の葉を密生し、先端に1個だけ花をつけます。花は横かうつむきに咲き、全体が透明感のある白です。ギンリョウソウと同じ。腐生植物と呼ばれ、葉緑体を持たないために体全体が白く、光合成ができず、落ち葉などから養分を取っています。
和名「秋の銀竜草(アキノギンリョウソウ)」は、夏に咲くギンリョウソウにそっくりで、秋に咲くからです。別名、銀竜草擬き(ギンリュウソウモドキ)ともいいます。