ウラシマソウ(サトイモ科)
園内ひょうたん池の西側にもありますが、マグノリア通りの円形花壇「オオヤマザクラ」の西側に6株程小群落をつくって咲いています。
日本の本州、四国を中心に、北海道と九州の一部に分布する宿根草の多年草です。茎先に肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出します。 花序は仏炎苞に覆われています。 仏炎苞の名は、仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたものです。 仏炎苞の色は暗い紫色です。 また、花序から付属体が細長いひも状に伸び上がり、途中から垂れ下がるのが特徴です。
和名「浦島草(ウラシマソウ)」は、花序の先端の付属体は釣り糸状に長く伸長するので、浦島太郎が持っている釣り竿の釣り糸に見立てたとされています。
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