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ウリノキとユリノキ ついつい言い間違いそうになります

 ウリノキはミズキ科、ユリノキはモクレン科で全く違う花を咲かせます。でも、ついつい言い間違えてしまうのは、私だけでしょうか...。

ウリノキ(ミズキ科)「ひょうたん池」西側 ③近く、「東トイレ」南側、深樹の小径にあります。

 中国の中部と東北部、朝鮮半島と日本では、北海道、本州、四国、九州にやや普通に分布する山地に普通に生える2~4mの落葉小高木です。幹はほぼ直立し、樹皮に裂け目はありません。葉は大型で互生し、浅く3~5裂し稀に不分裂です。裂片の先は長く伸び、葉身基部は深く湾入します。花は咲いたと思うと、すぐに落ちてしまいます。花弁は6枚で線形で、著しく外側に巻き込んでいます。雄しべは12個あり、葯は黄色で細長いです。果実は楕円形で藍色に熟します。

 和名「瓜の木(ウリノキ)」は、葉の形がウリの葉に似ていることからつけられました。

ユリノキ(モクレン科) 「ナナカマドの森」の西北側にあります。

 北アメリカ原産で明治初期に渡来して、公園樹や街路樹として植えられる落葉樹です。高さ45mに達することもあります。幹は直立分岐します。葉は長い柄があり、互生です。淡緑色で葉質は薄く硬いです。托葉は大型です。枝先に緑黄色の大型の花を1個つけます。萼は3、花弁6。雄しべは多数あります。心皮は多数で花托に密着しておいます。別名ハンテンボク。英名は「チューリップ・ツリー」。トラフアゲハの幼虫の食草の1つです。

 和名「百合の木(ユリノキ)」は、花がユリの花を思わせることから、ユリノキの名がつきました。

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