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エゾユズリハ 常緑低木青々と

 エゾユズリハ(ユズリハ科)は、常緑低木です。ほかの植物がおおかた葉を落としている中で青々としています。東北地方南部以南に自生する常緑高木のユズリハにたいして、エゾユズリハは北海道や本州中部以北の日本海側に自生します。多雪地の林床に適応したユズリハの変種といわれているようです。積雪に耐えられるよう、高さは1-3m程の低木であること、そして、重い雪に耐えられるように枝は粘り強くしなります。

 ユズリハは譲葉と書き、春先に新芽が出ると前年の葉が次の世代に譲っていくように落ち、そのことが命を譲るように見えたことが名前の由来のようです。

河井醉茗(かわいすいめい)氏の「ゆずり葉」という詩は、次のような言葉から始まります。印象深い詩です。

子供たちよ。
これはゆずり葉の木です。
このゆずり葉は
新しい葉が出来ると
入り代わって古い葉が落ちてしまうのです。

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