7月も下旬に入り、秋の七草が咲き始めています。(キキョウ、オミナエシ、カワラナデシコ)キキョウは、雌しべも雄しべもひとつの花の中にある両性花を咲かせますが、自家受粉を避けるために雄しべが先に熟し、そのあとで雌しべが熟します。写真を見てみましょう。右側の花は開いたばかりで雄しべも雌しべもまだ熟していません。真ん中の花は、白く見える雄しべが5本熟しているのが分かります。(雄花期)左側の花は雄しべが花粉を出し終わり、花の中心で雌しべが熟し白い小さな花が咲いたように見えます。(雌花期)丁度良く、3種類の花がそろいました。後ろに見えるのは紙風船のような形をした蕾です。