クマヤナギ(クロウメモドキ科)
北海道南部以南から本州、四国、九州まで分布しています。丘陵地、山地の雑木林の縁、川沿いの土手、湿地に多く生育する落葉樹です。茎は滑らかでつる性を帯び、長くのび、紫緑色です。葉は柄があり互生します。夏に枝先あるいは葉腋に円錐花序をなし、小さな白花をつけます。萼片5、花弁5、雄しべ5、雌しべ1。核果は緑色から紅色、黒色と変わり、鳥類の餌となります。
和名「熊柳(クマヤナギ)」は、冬は葉を落とし、黒々とした幹やつるがクマを連想するところから名が付きましたが、、ヤナギとは別の種クロウメモドキ科の植物です。