「大平沼東屋向かい側テングタケの隣」のコウヤワラビです。群生しています。
原野などの湿った地に生えます。根茎は細長く横にはい、上側から葉をまばらに生じます。葉は高さ30~60cm、薄くて無毛です。葉柄は直立し長さ20~40cm、葉は1回羽状に分裂します。胞子葉は栄養葉と同株に生じ、柄が長くて2回羽状に分裂し、羽軸多数の球形の小羽片をつけ、その内部にソーラスが包まれています。
和名は「高野蕨(コウヤワラビ)」。本種が和歌山県の高野山に産すると思われたことによりますが、実際には本種は高野山では見つからないし、過去にも記録がありません。