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ショウジョウバカマの不定芽

 早春に私たちを楽しませてくれるショウジョウバカマは、二つの繁殖方法をもっています。ひとつは、種子による繁殖方法。そして、もうひとつは葉の先にできる不定芽による繁殖方法です。古い葉の先に小さな不定芽が作られ、次の世代を残していくという方法です。ある書籍によると、日あたりのいいところに生える個体群よりも、林床に生える個体群の方が不定芽を作る確率が高いようです。日あたりも良くない場所に生育する個体群は、種で増えるよりも確実な方法を身につけていく必要があったのでしょうね。

 ショウジョウバカマの葉の寿命は長く、3年に及ぶものもあるといわれています。葉は雪の下でもロゼット状に広がり、緑の葉のままで冬を越します。早春に目覚めたショウジョウバカマは、茎を立ち上げ花を咲かせます。

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