ツルコケモモ(ツツジ科)
日本では、北海道、本州の中部地方以北に分布し、国外では、北ヨーロッパ、北アジア、北アメリカ北部など、北半球の寒い地域に広く分布します。高層湿原でミズゴケとともに生える常緑小低木です。茎は針金状横をはい、長さ20cm位になります。葉は互生し、硬く厚く光沢があり長さ7~14mmです。7月、茎頂に小苞葉2枚をもつ細長い花柄を立て淡紅色の花を開きます。花冠は、長さ7~10mmで4深裂し、裂片は著しく外側に反り返ります。赤熟した液果は、酸味があって生食のほかジャムなどにします。英名はクランベリーです。
和名「蔓苔桃(ツルコケモモ)」は、「蔓」のように伸長し、地上部が地面を這う様子を「苔」に例えたものです。「桃は果実の意味」で実が実ることによります。
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