藤棚の近くにあるナニワズ(ジンチョウゲ科)が青々としています。よく見ると来年の早春に咲かせる花芽がしっかり出来上がっています。積雪の量にもよりますが、来年のオープン間もなく花が見られることでしょう。
ナニワズは、福井県より北側の日本海側と北海道に自生する、別名エゾナツボウズと呼ばれる雌雄異株の落葉小低木です。野草園では、フクジュソウと同じく早春に開花している様子を観察することができます。夏には葉を落とすことからエゾナツボウズと呼ばれますが、オニシバリ(ナツボウズ)に似て北海道に産することが名前の由来になっているようです。ナニワズの由来は諸説あるようです。