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ヒオウギ  花も葉も実も魅力たっぷりです

「スワンヒルの庭」でヒオウギが咲いています。「マグノリア通り」のヒオウギも、もうすぐ開花するでしょう。

 本州・四国・九州の山地の原野に生える多年草で、観賞用としても栽培されています。葉は広い剣状で扇形に並び、多少白っぽくなり、夏に茎が何度も枝分かれします。枝の端に有柄の花をつけ、花被片は6個で水平に開き、楕円状でへら形、黄赤色で内側に濃い暗紅点が多数あります。

 和名は「檜扇」。葉は長く扇状に広がり、宮廷人が持つ檜扇に似ていることに由来します。お雛様が持っている扇がイメージしやすいでしょうか。ちなみに、ヒオウギの実のことを「ぬばたま」と言い、万葉集では黒髪や夜などにかかる枕詞になっていますね。過年度の実の写真を載せましたが、何とも上品で威厳のある黒色だと思いませんか。ぬばたまは、本園自然学習センターに飾ってありますので、ご来園の際は、是非ご覧ください。

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