フユノハナワラビが見られるようになってきました。名前のとおり、夏の間は地中で過ごし、冬近くなってくると地上に出現するのでフユノハナワラビと呼ばれています。まだ9月ですが、季節は変わっていますよ知らせてくれているようです。ハナワラビの仲間のことを英語で「grape fern」というらしいのですが、grapeはブドウ、fernはシダのことで直訳すれば「葡萄シダ」です。なるほど、写真を見ると花のように見える、粒々の胞子嚢が付いた胞子葉がブドウの房のようにも見えます。日本では「花」のように見えることが名前の由来に、西洋では「葡萄」のように見えることが名前の由来になっているのですね。