山形市野草園でしか見ることのできないミヤマカスミザクラが、本日開花しました。例年、10日間ほど開花していますので、ゴールデンウィーク期間中が、ちょうど見頃になるでしょう。
以前からこの場所に自生していたサクラで、本園職員であった志鎌節郎さんが他のサクラとは違っていることを発見しました。桜研究の第一人者の東京大学名誉教授の大場秀章先生に詳しい研究をお願いしたところ、カスミザクラとミヤマザクラが自然交配した世界で当園でしか見られないサクラであることが判明し、2012年8月に「ミヤマカスミザクラ」と命名されました。花弁の先端が2つに裂けていて葉と花が同時に開くカスミザクラと、花軸が枝分かれしているミヤマザクラの双方の特徴が受け継がれています。
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