ムクゲ(アオイ科) 「吉林の庭」にあります。
中国が原産です。日本へは平安時代初期には渡来していたと考えられています。庭木として植えられる落葉樹です。幹は直立し、高さ3m位で、よく枝分かれします。葉は柄があり、互生です。夏から秋に枝の上部の葉腋に短い柄のある紅紫色、または白色の花を開きます。花の脇には蕾が多数あり、次から次と咲いていきます。花の下にいくつかの線形の小苞葉があります。萼は鐘状で5つに裂け、花弁が5枚あります。雄しべは単体で多数あり、花柱は長くのび、蒴果は5つに裂けます。
和名「木槿(ムクゲ)」は、漢名「木槿」の音読みである「モクキン」が転訛したものともいわれています。