ムラサキシキブ(シソ科)の果実が色付き、とても綺麗です。(上段2枚)控えめな果実の付き方、美しい紫色の果実、その楚々とした佇まいを感じさせるムラサキシキブには、和の美しさを感じる方も多いようです。その昔は、タマムラサキやムラサキシキミなどと呼ばれていたそうですが、やがて「紫式部」と呼ばれるようになりました。
園芸店でムラサキシキブの名前で販売されているものは、コムラサキ(小紫)という種類が多いようです。(中段2枚)ムラサキシキブよりたくさん実を付け、枝垂れるような枝ぶりが特徴です。
ムラサキシキブの果実が白色に熟すものをシロシキブ(白式部)と呼びますが、コムラサキの果実が白色に熟すものはコシロシキブ(小白式部)やシロミノコムラサキ(白実の小紫)と呼ばれるようです。ですから、下段2枚の写真は果実の付き方からするとコムラサキの果実が白いものなので、コシロシキブです。