ヤナギラン(アカバナ科) 「クリンソウの谷」の南側道路沿い、「吉林の庭」の南側にあります。
ヨーロッパ・アジア・北アメリカなどの北半球の温帯地域や寒地に広く分布し、北米の針葉樹林帯の山火事跡に大群落となることがあり「Fire weed」と呼ばれています。日本では北海道・本州以北の亜高山帯から山地帯の草地や礫地に分布します。山地の日当たりの良い所に生える多年草です。茎は直立して分枝せず、葉は互生し披針形で葉柄はなく裏面は帯白色です。茎の先に多数の紅紫色の花を開き、だんだん下から上へ咲き上がっていきます。先駆植物で、山野が工事跡などで荒れると進出しますが、木が茂ると姿を消します。
和名「柳蘭(ヤナギラン」は、花が美しく葉が柳に似ていることによります。