園内各所にあるヤマボウシが咲きました。写真は学習センター側のヤマボウシです。
日本では本州の東北地方南部から九州の屋久島まで、および朝鮮半島、中国に分布し、山野に自生する落葉高木です。花や葉はハナミズキに似ています。花びらのように見えるのは苞で、その中心に淡黄緑色の小さな花が20~30個密集します。花弁と雄しべは4個、雌しべは1個です。秋に果実は赤く熟し、苞は段々ピンク色を帯び、花後にはサクランボのような果実をつけます。
和名は「山法師、山帽子(ヤマボウシ)」。丸いつぼみの集まりを坊主頭に、白い苞をそれの頭巾に見たてました。3週間ほど前までは、苞の色が緑色で、遠目には葉との区別はつきませんでした。今は、見事な白頭巾です。少しずつピンク頭巾に変化していくのも楽しみです。