ヤマボウシ(ミズキ科) 「マグノリア通り」をはじめ、園内至る所で見ることができます。
日本では本州の東北地方南部から九州の屋久島まで分布しています。国外では、朝鮮半島、中国に分布しています。山野に自生する落葉高木です。花や葉はハナミズキに似ています。花びらのように見えるのは苞(ほう)で、その中心に淡黄緑色の小さな花が20~30個密集してつきます。花弁と雄しべは4個あります。雌しべは1個です。秋に果実は赤く熟します。苞は段々ピンク色を帯び、花後にはサクランボのような果実をつけます。
【用語解説】
苞(ほう)
蕾を包むように葉が変形した部分です。蕾が開いた後は花の基部に残ります。苞葉(ほうよう)ともいいます。また、個々の苞を苞片(ほうへん)といいいます。