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リョウブの和名は令法

リョウブ(リョウブ科)

 和名「令法(リョウブ)」は、 律令時代、救荒植物として、若葉が食用となるため、飢饉に備えて貯蔵と採取を「令法(りょうぼう)」によって命じたことから。令法の転訛です。別名の「ハタツモリ(畑積り)」もこれに関連し、事前に収穫量を見積もって畑に植えられたことに由来します。

 北海道南部から九州までに分布します。国外では韓国の済州島に自生している山林に生える落葉樹です。高さ3~7mになります。樹皮は茶褐色で、枝は輪生します。葉は互生し、枝先に集まってつきます。夏、枝先に総状の花序をだし、白色で柄のある多数の花をつけます。萼、花冠ともに5つに裂け、雄しべ10、雌しべ1。蒴果を結びます。木炭の材料となります。

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