スワンヒルの庭の東側にマツムシソウが咲いています。山地の草原などに生える2年草で、1年目はロゼット状の根生葉で冬越しをします。野草園のマツムシソウは、皆様方に観察していただくために植栽したものです。
2013年の山形県レッドデータブックでは、ごく近い将来に野生での絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧I A類(CR)に指定されています。当時、置賜地区での自生は確認できず、山形市で数個体のみの自生が確認されていました。2022年現在の状況はどうなっているのでしょうか?すでに絶滅しているのでしょうか?そのような状況にある植物がたくさんあることを、私たちは知らなければなりません。