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葉も実も光ってます・・・カリン(バラ科) 

 「薬草コーナー」のカリン(バラ科)です。「吉林の庭」にも1本あるのですが、こちらは実がなりませんでした。

 原産は中国東部で、日本では東北地方以南の本州、四国、九州で植栽されています。日本への伝来時期は不明です。適湿地でよく育ち、耐寒性がある落葉高木で、5枚の花弁からなる白や淡紅色の花を咲かせます。葉は互生し、倒卵形ないし楕円状卵形で、先は尖り基部は円く、葉縁に細鋸歯があります。未熟な実は表面に褐色の綿状の毛が密生し、成熟した果実は楕円形か卵形をしており黄色で大型です。トリテルペン化合物による芳しい香りを放ち、果実はカリン酒などの原料となります。

 「薬草コーナー」のカリンは豊作です。朝日を浴び、葉も実も光っていました。実は洋ナシに似て美味しそうですが、硬く渋く生食にはむきません。玄関や車中に置いた経験はありませんか。人工的なにおいでなく自然の香りが漂い、何とも言えない幸せな気分になります。

  

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