「ナナカマドの森の東・アケビ棚近くの道沿い」で、ナツズイセンが咲きだしました。和名の「夏水仙」は、スイセンの葉に似ているためついた名前ですが、スイセンの仲間ではなく、これから咲くヒガンバナの仲間です。花期に葉がないため、ハダカユリと呼ばれることもあります。
観賞用に栽培されるほか、日当たりの良い草地に自生している多年草です。細長い葉は早春に伸びだし、地下の鱗茎に栄養を貯め、初夏には葉が枯れてしまいます。夏には60cm程の花茎を立ち上げ茎頂にラッパ形のピンクの花を数個咲かせます。
学名に、ギリシャ神話の「海の女神リコリス」の名がついています。花がとても美しいため、つけられました。今日のナツズイセンは雨に濡れ、学名通りの姿を見せてくれました。