カキランが「クリンソウの谷」で咲いています

カキラン(ラン科) 現在咲いているのは、「クリンソウの谷」です。昨年より株が増えたようです。

 ロシアのウスリー、中国東北部、朝鮮半島、日本では北海道、本州、四国、九州、種子島、奄美大島、徳之島にかけて広く分布しています。山野の日当たりのよい湿地、沢沿いなどの湿り気のある場所に生える多年草です。地下に根茎があって横にはいます。茎の高さは、30~70 cm位です。葉は茎のなかほどより上に互生し、しだいに小さくなります。花は橙黄色で、茎の先に10個ほど付きます。花は釣り鐘のような形をしていて、下につきでている唇弁の内側には紫色の斑紋があります。

 和名「柿蘭(カキラン)」は、花の色が柿の実の色に似ていることに由来します。

ヤナギランが咲き始めました

ヤナギラン(アカバナ科) 「クリンソウの谷」の南側道路沿い、「吉林の庭」の南側にあります。

 ヨーロッパ・アジア・北アメリカなどの北半球の温帯地域や寒地に広く分布し、北米の針葉樹林帯の山火事跡に大群落となることがあり「Fire weed」と呼ばれています。日本では北海道・本州以北の亜高山帯から山地帯の草地や礫地に分布します。山地の日当たりの良い所に生える多年草です。茎は直立して分枝せず、葉は互生し披針形で葉柄はなく裏面は帯白色です。茎の先に多数の紅紫色の花を開き、だんだん下から上へ咲き上がっていきます。先駆植物で、山野が工事跡などで荒れると進出しますが、木が茂ると姿を消します。

 和名「柳蘭(ヤナギラン」は、花が美しく葉が柳に似ていることによります。

「昆虫写真教室」

 昆虫の生態を観察しながら、昆虫写真について学ぶことができる教室を開催します。

「昆虫写真教室」

日 時 : 令和5年7月23日(日) 午前10時~正午

内 容 : 食べる・休む・隠れるなど、さまざまな虫たちの暮らしを写す視点を学ぶ(小雨決行)

講 師 : 自然写真家 永幡 嘉之 氏

対 象 : 事前申込 先着10人

費 用 : 入園料300円(高校生以下無料)

持ち物 : カメラからスマホまで撮影できる物

申 込 : 7月1日(土)から電話で野草園へ

      📞023-634-4120

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