ウラシマソウがたくさん出てきました

ウラシマソウ(サトイモ科) 

 園内ひょうたん池の西側にもありますが、マグノリア通りの円形花壇「オオヤマザクラ」の西側に6株程小群落をつくって咲いています。

 日本の本州、四国を中心に、北海道と九州の一部に分布する宿根草の多年草です。茎先に肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出します。 花序は仏炎苞に覆われています。 仏炎苞の名は、仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたものです。 仏炎苞の色は暗い紫色です。 また、花序から付属体が細長いひも状に伸び上がり、途中から垂れ下がるのが特徴です。

 和名「浦島草(ウラシマソウ)」は、花序の先端の付属体は釣り糸状に長く伸長するので、浦島太郎が持っている釣り竿の釣り糸に見立てたとされています。

野草園だより4月号

 4か月間の冬期休園を経て、野草園は4月1日に開園します。

 今年は例年に比べ植物の開花が1~2週間早まっているようです。世界で野草園でしか見られない

ミヤマカスミザクラも見頃を迎えております。

 今年もブログやインスタグラムで情報発信していきますので、ぜひチェックしてみてください!

ミヤマカスミザクラ、一気に開花が進みました。

ミヤマカスミザクラ(バラ科)  料金所入って直ぐの西側にあります。

 本園の元職員の志鎌節郎さんが以前からこの場所に自生していたサクラの木が、他のサクラとは違っていることを発見しました。そこで、サクラ研究の第一人者の東京大学名誉教授の大場秀章先生に詳しい研究をお願いしたところ、ミヤマザクラとカスミザクラが自然交配したサクラであることがわかり、2012年8月に和名「ミヤマカスミザクラ」と論文に掲載されました。学名は発見者の志鎌節郎さんの貢献を讃えて「Cerasus x shikamae H.Ohba」と命名されました。世界で当園でしか見られないサクラです。。花弁の先端が2つに裂けていて葉と花が同時に開くカスミザクラと、花軸が枝分かれしているミヤマザクラの双方の特徴が受け継がれています。花の色は、カスミザクラよりも白いです。

開園日について

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