「四季観察会(西蔵王の桜)」

 5月1日(月)に今年度1回目の「四季観察会」を行います。

 四季観察会は、四季を通して西蔵王の自然を観察するるもので、春・夏・

秋・冬・早春の年5回実施します。

 今回は世界で野草園にしかないミヤマカスミザクラなど見頃の花を中心に

ご案内しますので、ぜひご参加ください。

「四季観察会(西蔵王の桜)」

日 時 : 令和5年5月1日(月) 午前9時30分~正午

内 容 : ミヤマカスミザクラなど見頃の花を中心に案内

講 師 : 植物案内ボランティア 佐竹 惠一 氏 ・ 村上 宏幸 氏

対 象 : 事前申込 先着20人

費 用 : 資料代・入園料込500円(高校生以下200円)

申 込 : 4月16日(日)から電話で野草園へ

      📞023-634-4120

ヤブレガサが芽吹いてきました

 1週間ほど前にいらっしゃったお客様から「ヤブレガサの芽吹きが見てみたい。」とのご要望がありました。やっと芽吹いたのでご紹介します。

ヤブレガサ(キク科)  「ひょうたん池」西側、ミヤマカスミザクラから南に向かった歩道沿い(東側:左側)にあります。

 本州、四国、九州に分布しています。国外では、朝鮮半島に分布します。山地の陰樹に生える多年草です。茎は直立し、高さ50~100cmになります。根生葉は長い柄があり、茎葉は短い柄を持ちます。葉裏は白っぽいです。夏に茎の上部を分枝し、多数の白色の頭状花序をつけ、頭状花序は5つに切れ込んだ管状花よりなります。総苞は白紫色です。葉が開く前の葉と茎は、山菜として食用にされます。

 和名「破れ傘(ヤブレガサ)」は、芽出しの頃の若い葉の様子が「破れた和傘」に似ることによります。

 

カツラの雄花と雌花を今観察することができます

カツラ(カツラ科) 「野草の丘」「東トイレの前」は雄株です。 雌株は「スワンヒルの庭」と「つつじの丘」の間にあります。

北海道から九州まで日本全国の山地に分布します。ブナ林域などの冷温帯の渓流などに多く見られる落葉高木です。雌雄異株(しゆういしゅ)です。早春、葉が出る前に葉腋に小さな花を開きます。花弁も萼もなく、基部は苞に包まれています。雌花には3~5個の雌しべがあり、柱頭は糸状で淡紅色をしています。雄花には、多数の雄しべがあり、葯はやはり淡紅色です。秋、カツラの枯れ葉は甘い芳香がします。

 和名「桂(カツラ)」は、香りが出る=香出(かづ)るが名前の由来という説があります。

 材は丈夫で腐れにくく、軽くて柔らかく加工しやすいうえ、狂いが少ないので、家具や将棋盤、囲碁盤に利用されています。

 

開園日について

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