ヤマボウシ間もなく開花

ヤマボウシ(ミズキ科) 「マグノリア通り」をはじめ、園内至る所で見ることができます。

 日本では本州の東北地方南部から九州の屋久島まで分布しています。国外では、朝鮮半島、中国に分布しています。山野に自生する落葉高木です。花や葉はハナミズキに似ています。花びらのように見えるのは苞(ほう)で、その中心に淡黄緑色の小さな花が20~30個密集してつきます。花弁と雄しべは4個あります。雌しべは1個です。秋に果実は赤く熟します。苞は段々ピンク色を帯び、花後にはサクランボのような果実をつけます。

【用語解説】

苞(ほう)

 蕾を包むように葉が変形した部分です。蕾が開いた後は花の基部に残ります。苞葉(ほうよう)ともいいます。また、個々の苞を苞片(ほうへん)といいいます。

フタリシズカ 林の中に咲く

 「ミズバショウの谷」から杉林に抜ける道沿いに、フタリシズカ(センリョウ科)がひそかに咲いています。ヒトリシズカは半月程前に花の時季を終えましたが、フタリシズカは5月末から6月中旬頃までが花の時季です。フタリシズカという名前が付いていますが、花穂は1本から5本くらいまで色々です。

昆虫写真教室が実施されました

 自然写真家 永幡嘉之さんを講師に迎え、大人を対象にした「昆虫写真教室」が行われました。本屋さんに行くと売っている「くらべてわかる 昆虫(山と渓谷社)」の文・写真を担当していらっしゃる方です。本を開くと、どれも素晴らしい写真ばかりの本です。ぜひ本屋さんで開いてみてください。

 さて、今日の昆虫写真教室では、野草園で今見られる昆虫を探しながら昆虫写真を撮影するコツなどを教えていただきました。参加された皆さんは大変熱心にお話をお聞きしながら、実際に撮影していました。

開園日について

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