「七草の庭」のオドリコソウの開花が進みません

 オドリコソウの1株だけ、2日前から2、3個の花を開いていましたが、それ以降、寒さ続きで、開花が進みません。暖かくなると一気に開花が進むと考えられます。

オドリコソウ(シソ科)

 東アジアの温帯に広く分布し、山野や道ばたの半日陰に生える多年草です。茎は四角張り、柔らかく、高さ30~50cmで直立します。葉は対生し柄があります。春から夏に茎の上部の葉腋に、淡紅紫色または白色をした唇形の花を輪生します。萼は5つに裂けます。雄しべ4のうち2本は長いです。 

 和名「踊子草(オドリコソウ)」は、花が輪生したようすが、笠をかぶって踊る踊子に似ていることによります。

博物館実習生募集

 山形市野草園では、令和4年8月30日(火)から9月4日(日)まで博物館実習を行います。

 5月23日(月)より申込を開始しますので、受講を希望する学生は以下の「山形市野草園 博物館実習生申込要項」をご確認の上、6月30日(木)まで申込をしてください。                              (申込者が定員に達した場合は受付を終了します。)

タニウツギ開花

 綺麗なピンクの花が咲きだしました。タニウツギの花です。昔、子どもだった頃に、山からあまりにも綺麗だったタニウツギを手折り家に持ち帰ったところ、「縁起でもない!」と怒られたことがありました。その時は、なぜ怒られたのか分かりませんでしたが、ずいぶん後になって理由が分かりました。とても綺麗な花なのですが、「死人花」「葬式花」などの異名をもつ樹木の花なのです。なぜそのような異名をもつかは、調べてみてください。

 いろいろな別名をもつタニウツギですが、花がとても綺麗であることに変わりはありません。これから、園内あちらこちらで見ることができます。

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