キンギンボクの花、黄色(金)の花が多くなってきました。咲き始めた花は白色(銀)をしていますが、終わりに近づくと黄色に変わります。黄色い花が多いなというようになったら花の時期が終わりに近づいたということです。そのくらいの時期の方が綺麗に見えるように思います。赤いひょうたんのような実がなるのも楽しみです。
ササバギンラン 雨にぬれる
今日は久しぶりにまとまった雨が降っています。しばらく、しっかりと地面にしみこむような雨がなかったので、植物も元気を取り戻しそうです。そんな中、炭焼小屋への登り口で、ササバギンラン(ラン科)がたくさん見られるようになってきました。地中のどこにそんな優しい姿を隠していたのでしょうと考えてしまいます。
赤色のドウダンツツジが3種類満開です
サラサドウダンとベニサラサドウダンの花の大きさは、同じ1cm程です。ベニドウダンは半分の5mm程です。
サラサドウダン(ツツジ科)
北海道西南部、本州全域、四国の徳島県に分布し、庭木としても植えられます。日本固有種です。ドウダンツツジの仲間では最も北方まで分布しています。深山の岩地に生育する落葉樹です。高さ4~5mです。枝は輪生し斜上か横に広がります。葉は枝先に輪状に集まり、裏面の中央脈に沿って赤褐色の毛があります。初夏、枝先に総状の花穂を垂れ、花は小さな鐘状で淡紅白色で紅色の条(縦の筋)があります。萼は淡緑色、花冠とともに5裂です。雄しべ10です。蒴果は上向きにつきます。フウリンツツジともいいます。
ベニサラサドウダン(ツツジ科)
北海道から本州の中国地方に分布します。日本固有種です 。深山の林内や湿原のふちなどに生える落葉低木です。サラサドウダンの変種です。高さ2~3m位です。幹は直立して上部に多くの枝を輪生状に付けます。葉は枝先に輪生状にあつまって互生し、倒卵形で縁に細かい鋸歯があります。枝先に総状花序を付け、花は浅く5裂する鐘形で下向きに咲き、紅色に濃赤色の筋が入ります。果実は垂れ下がった柄に上向きにつきます。
ベニドウダン(ツツジ科)
関東以西から九州に自生する落葉低木です。また、庭園にもよく植えられています。高さ2~3mです。枝先に長さ3~4cmの総状花序をつけ、5~8個の花が3~8mmの花柄の先端に下垂してつきます。 萼は広鐘形で深く5裂し、裂片の先端は鋭くとがります。花冠は朱紅色で、長さ3~6mmあり、広鐘形で先端が不ぞろいに細裂します。ベニサラサドウダンよりも一回り小型で、赤色が濃く、花びらの先がギザギザになっていますが、サラサドウダンのような縦縞は見えません。果実は、上向きになります。花柱が花冠よりも長くつきでるものをチチブドウダンとして区別する見解もあります。