ミヤマカスミザクラ 本日(4/27)開花です

 山形市野草園でしか見ることのできないミヤマカスミザクラが、本日開花しました。例年、10日間ほど開花していますので、ゴールデンウィーク期間中が、ちょうど見頃になるでしょう。

 以前からこの場所に自生していたサクラで、本園職員であった志鎌節郎さんが他のサクラとは違っていることを発見しました。桜研究の第一人者の東京大学名誉教授の大場秀章先生に詳しい研究をお願いしたところ、カスミザクラとミヤマザクラが自然交配した世界で当園でしか見られないサクラであることが判明し、2012年8月に「ミヤマカスミザクラ」と命名されました。花弁の先端が2つに裂けていて葉と花が同時に開くカスミザクラと、花軸が枝分かれしているミヤマザクラの双方の特徴が受け継がれています。

「自然と音楽の響演 in 野草園」

 『自然と音楽の響演 in 野草園』の曲目が決定いたしました。ぜひ、自然の中で生の音楽に触れてみてはいかがでしょうか?

「自然と音楽の響演 in 野草園」

(1)5月3日(金・祝) 11時30分~/13時30分~

  丹波恵子 コンサート

   曲目

    オリジナル曲

    ➀ 結のさくら

    ② グリーンセラピー

    ③ 僕は眠るだけ ほか

(2)5月6日(月・祝) 13時30分~

  山形市役所ウインドアンサンブル

   曲目      

    ➀ おどるポンポコリン

    ② パプリカ

    ③ さくら

    ④ 東京ブギウギ

    ⑤ ひこうき雲 ほか

(3)5月11日(土) 13時00分~

  山形交響楽団 金管五重奏

   曲目

    ➀ トランペット吹きの休日

    ➁ 「天空の城ラピュタ」からハトと少年

    ③ となりのトトロ~さんぽ ほか 

   出演者

     トランペット:井上直樹(首席)・松岡恒介

     ホルン:関谷智洋

     トロンボーン:太田涼平(首席)

     テューバ:久保和憲(首席)

ヒトリシズカ  静御前に会いましょう

 通称「コゴミロード」のヒトリシズカです。2カ所で群生しています。

 北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の林内、林縁に生える多年草です。葉は4枚が輪生状に付き、茎の先に1本の穂状の花序を出し、ブラシ状の小さな白い花をつけます。同種のフタリシズカは花穂を2本以上出すことで区別できます。また、ヒトリシズカは4枚の葉が輪生しているように見え、フタリシズカは2枚の対生する葉が、一段違って直角に交わっています。葉に艶があるのもヒトリシズカの大きな特徴です。

 和名「一人静(ヒトリシズカ)」は、この花の可憐さを愛でて、静御前になぞらえたものと言われています。

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