フジバカマは薬草でもあります

フジバカマ(キク科)

 秋の七草の一つ。として、渡りの蝶アサギマダラの 蜜源としては何度も紹介していましたが、純粋にフジバカマとして紹介していなかったことに、今更ながら気づきました。

 フジバカマは中国原産といわれる多年草です。本州の関東地方以西・四国・九州に分布しています。国外では朝鮮半島と中国に分布しています。葉は3裂しますが、下部の葉は分裂しないことも多いです。葉は対生し、短い葉柄があります。秋に茎の上部で分岐し、淡紅紫色の少数の管状花よりなる頭状花序を密生します。花が似るサワヒヨドリは葉柄がないことで区別し、ヒヨドリバナとは、葉がやや厚く、表面に光沢があり裏面に腺点がない点で区別できます。

 和名「藤袴(フジバカマ)」は、花の色が藤色を帯び、花弁の形が袴のようであることからこの名があります。

 薬草です。つぼみがついた時に全草を採取して乾燥させたものを生薬名「蘭草(ランソウ)」と言います。利尿、通経や黄疸、腎炎などで体にむくみがある場合には、煎じて食間に服用します。糖尿病の予防と治療にも効能があります。浴湯料としても利用します。

『カフェやまぼうし』 10月の営業日

 カフェ「やまぼうし」の9月の営業日時は、毎週木曜・土曜・日曜の午前10時30分~午後2時

30分を予定しております。

 散策の後のお食事・休憩にぜひご利用ください。

 

・10月の臨時休業日

 なし

 *9日(月・祝)はお休みです。

「野草園だより10月号」

 10月に入り、朝夕の気温がぐっと下がり始め、園内ではリンドウやミヤマダイモンジソウなどの

秋の花、サンシュユやクサギなどの鮮やかな実をたくさん観察できます。

 また、秋の陽ざしの中、木々の紅葉・黄葉も進んできます。

 秋を見つけに野草園に出かけてみませんか?

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