野草園だより8月号

 野草園では、8月に入るとキキョウ、オミナエシ、カワラナデシコなど秋の七草が見頃を迎えます。

 また、開園30周年特別企画として「日本植物学の父・牧野富太郎博士パネル展」を8月31日(木)

まで自然学習センターで開催していますので、ぜひご覧ください。

 学校の夏休み期間中には、親子で楽しめる体験教室を予定しています。事前申込のうえ、ご参加

ください。

 ブログやインスタグラムでも情報発信していますので、ぜひチェックしてみてください!

杉林の中でシデシャジンが咲き出しました

シデシャジン(キキョウ科)

 本州および九州に分布します。国外では、朝鮮、中国東北部、アムール、ウスリーに分布しています。山地に生える多年草です。全体に粗い毛があります。茎は直立して50~100cmとなります。葉は互生で短い柄をもちます。夏から秋に上部で文枝し、総状花序となり、紫色の花をつけます。花冠は基部から5深裂し、裂片は線形で長さ1cm、半曲し、離弁状に見えます。雄しべ5。雌しべの花柱は長いです。子房は下位。蒴果は平たい卵体形で縦脈があります。

 和名「四手沙参(シデシャジン)」は、花冠裂片の細裂のようすを神前に供える四手にたとえたものです。

 

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