「深樹の小径」より フシグロセンノウ

「フシグロセンノウが咲かないね」と、職員間で話をしていたのですが、本日、「深樹の小径」で咲いていました。

 日本の固有種で、本州・四国・九州の 山地の樹陰の草原に生える多年草です。茎は直立し、節が黒褐色になります。茎の上部は分枝し、まばらな軟毛があり、葉は無柄で茎に対生します。葉身は卵形から長楕円状披針形で、葉先は鋭尖形で基部は細まります。朱赤色の花を分枝した茎の先にまばらに数個つけ、萼は長円筒状で5裂し、毛はなく、花弁は5枚です。蒴果は先が5裂した長楕円形です。

 写真から、節が黒色をしているのが分かりますか? 花の色は赤みを帯びた朱色なのですが、「この色を絵の具で作るのは大変だろうな」と思ってしまうような、深みのある色合いです。花が散る前に、是非、会いに来てください。

「樹皮編み教室」

 8月26日(土)に実施予定の「樹皮編み教室」において、今回は、クルミの樹皮、枝などを使って、

壁掛けタイプの和風一輪挿しを作ります。また、長期間保存が可能なように加工したネコジャラシ、

麻布もセットにしたものを作ります。(作品見本は下記の写真のとおりです) 

 8月1日(火)から申込の受付を開始しますので、興味のある方はぜひご参加ください。

「樹皮編み教室」

日 時 : 令和5年8月26日(土) 午前10時~正午

場 所 : 自然学習センターピロティ

内 容 : 樹皮を使って壁掛けタイプの一輪挿しを作製

講 師 : フラワースクールピュア 多田 葉津恵 氏

対 象 : 事前申込 先着13人

費 用 : 材料代・入園料込2,700円(高校生以下2,400円)

申 込 : 定員に達したため、申込は締め切りました。

      📞023-634-4120

ハナトラノオが咲きだしました

「スワンヒルの庭」で、ハナトラノオが咲きだしましt。

 北米原産で大正時代に渡来した多年草で、茎は角張り、花は総状花序です。1つの花は唇形で、花序の下から上へ順に咲いていきます。大変性質が強く、一度植えると放置していても地下茎でよく増え、半野生化することもあります。蝶が沢山集まってきます。

 「トラノオ」と名のつく植物がいくつかありますが、本種も虎の尾のような総状花序です。さらに、花が美しいことから「ハナ」が付きました。花は、マイナスイオンを出すことでも知られています。また、シソ科の特徴として茎が角ばっていることから「カクトラノオ」の別名もありますので、ご覧いただくときに、優しく触れてみてください。今回咲き始めたのは白い花です。ピンクの花も順次咲きだすことでしょう。 

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