ソバナが咲きました

 「ロックガーデン頂付近から深樹の小径へ向かう杉林に入って程なく」ソバナが咲きました。

 日本では、本州、四国、九州に、アジアでは朝鮮半島、中国に分布します。山地の林内や斜面にはえる多年草で、茎は高さ90cm内外です。ときに上部で分枝し、葉は柄があり互生しますが、上部になるにつれ葉は小さくなり、葉柄は短くなってついに無柄になります。秋に茎の上部で分枝し、紫色の鐘状花を下向きにつけます。萼5、雄しべ5、雌しべ1、柱頭は3つに分かれ、子房は下位です。

 花は小さいのですが、すぐキキョウの仲間と分かります。和名は「蕎麦菜」。若菜を茹でると、そば(蕎麦)を茹でるときと似た匂いがするそうですが、さすがにこれは分からない。

「深樹の小径」より フシグロセンノウ

「フシグロセンノウが咲かないね」と、職員間で話をしていたのですが、本日、「深樹の小径」で咲いていました。

 日本の固有種で、本州・四国・九州の 山地の樹陰の草原に生える多年草です。茎は直立し、節が黒褐色になります。茎の上部は分枝し、まばらな軟毛があり、葉は無柄で茎に対生します。葉身は卵形から長楕円状披針形で、葉先は鋭尖形で基部は細まります。朱赤色の花を分枝した茎の先にまばらに数個つけ、萼は長円筒状で5裂し、毛はなく、花弁は5枚です。蒴果は先が5裂した長楕円形です。

 写真から、節が黒色をしているのが分かりますか? 花の色は赤みを帯びた朱色なのですが、「この色を絵の具で作るのは大変だろうな」と思ってしまうような、深みのある色合いです。花が散る前に、是非、会いに来てください。

「樹皮編み教室」

 8月26日(土)に実施予定の「樹皮編み教室」において、今回は、クルミの樹皮、枝などを使って、

壁掛けタイプの和風一輪挿しを作ります。また、長期間保存が可能なように加工したネコジャラシ、

麻布もセットにしたものを作ります。(作品見本は下記の写真のとおりです) 

 8月1日(火)から申込の受付を開始しますので、興味のある方はぜひご参加ください。

「樹皮編み教室」

日 時 : 令和5年8月26日(土) 午前10時~正午

場 所 : 自然学習センターピロティ

内 容 : 樹皮を使って壁掛けタイプの一輪挿しを作製

講 師 : フラワースクールピュア 多田 葉津恵 氏

対 象 : 事前申込 先着13人

費 用 : 材料代・入園料込2,700円(高校生以下2,400円)

申 込 : 定員に達したため、申込は締め切りました。

      📞023-634-4120

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