コオニユリが咲き始めました。

コオニユリ(ユリ科) 「ひょうたん池」南側通路にあります。

 北海道、本州、四国、九州の日当たりの良い湿り気のある山地に生える多年草です。葉は線状披針形で、葉のわきにオニユリのようにムカゴは付きません。茎の先端に黄赤色の花をつけます。花の数はオニユリよりも少なく、形も少し小さいです。花被片は6枚、上部はそり返り内側には紫黒色の小点がまばらにつきます。

 和名「小鬼百合(コオニユリ)」 オニユリよりも小さいことからつきました。オニは、鬼(おに)で橙赤色の花の咲く様子を鬼の顔に見立てたといいます。

「木工工作教室」

 夏休み期間中、小学生と保護者の方を対象に「木工工作教室」を行います。

 材料や道具は野草園で準備しているため、手ぶらで参加できます。

 また、講師が作り方のアドバイスを行います。

 夏休みの宿題にいかがでしょうか? 

「木工工作教室」

日 時 : 令和5年7月29日(土)・8月11日(金・祝) 午前9時30分~正午

場 所 : 自然学習センターピロティ周辺

内 容 : 木の枝等を使って自由に工作

講 師 : 竹内 敏夫 氏、大澤 哲夫 氏

対 象 : 事前申込 小学生とその保護者 各日・先着8組16人

費 用 : 入園料 1組300円

申 込 : 7月15日(土)から電話で野草園へ

      📞023-634-4120

園内の至る所で咲いているノリウツギ

ノリウツギ(アジサイ科) 「マグノリア通り」「ミズバショウの谷」「ロックガーデン」などにあります。

 北海道、本州、四国、九州に分布します。国外では南千島、樺太、中国、台湾に分布しています。山地の日当たりのよい所では普通に見られる落葉低木です。2~3m以上になります。葉は対生し柄があります。時々3枚輪生します。夏、枝先に円錐花序をつけます。装飾花は白色で花弁状の萼片をもちます。花の終わり頃、赤味をおびるものもあります。両性花も白色で、萼片5、花弁5、雄しべ10。花柱は3つに分かれています。蒴果は小さな楕円形です。ハナカミキリやハナムグリなどの訪花性の昆虫が多く集まります。

 和名「糊空木(ノリウツギ)」は、樹液を和紙をすく際の糊に利用したことによります。表面の皮を剥ぎ、 皮と茎の間の緑の部分を剥ぎ取り、 ミキサーで細かくしたものを絞り、のりをつくるそうです。今度、作ってみたいと思います。乞うご期待願います。

開園日について

アーカイブ