現在、野草園で見られる植物を掲載したマップです。ご確認いただき、来園される際の参考にしてみてください!
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山形市野草園でしか見ることのできないミヤマカスミザクラが、本日開花しました。例年、10日間ほど開花していますので、ゴールデンウィーク期間中が、ちょうど見頃になるでしょう。
以前からこの場所に自生していたサクラで、本園職員であった志鎌節郎さんが他のサクラとは違っていることを発見しました。桜研究の第一人者の東京大学名誉教授の大場秀章先生に詳しい研究をお願いしたところ、カスミザクラとミヤマザクラが自然交配した世界で当園でしか見られないサクラであることが判明し、2012年8月に「ミヤマカスミザクラ」と命名されました。花弁の先端が2つに裂けていて葉と花が同時に開くカスミザクラと、花軸が枝分かれしているミヤマザクラの双方の特徴が受け継がれています。
通称「コゴミロード」のヒトリシズカです。2カ所で群生しています。
北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の林内、林縁に生える多年草です。葉は4枚が輪生状に付き、茎の先に1本の穂状の花序を出し、ブラシ状の小さな白い花をつけます。同種のフタリシズカは花穂を2本以上出すことで区別できます。また、ヒトリシズカは4枚の葉が輪生しているように見え、フタリシズカは2枚の対生する葉が、一段違って直角に交わっています。葉に艶があるのもヒトリシズカの大きな特徴です。
和名「一人静(ヒトリシズカ)」は、この花の可憐さを愛でて、静御前になぞらえたものと言われています。