本州中部地方以北から北海道までと四国石鎚山に分布し、主に亜高山帯に生育するシャクナゲです。亜高山帯では3mほどの高さにまでなりますが、ハイマツ帯では50cmほどの大きさのようです。岐阜県と石川県にまたがる「白山」で見つかったことが名前の由来です。野草園では、5月末から6月上旬までが開花期間です。
みどころ情報
クリンソウとゼンテイカ(ニッコウキスゲ)
「クリンソウの谷」のクリンソウ(サクラソウ科)が満開を迎えています。野草園の5月の人気植物のひとつですが、あと一週間くらいは十分に楽しむことができそうです。すぐ近くには、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)も咲き始めています。お天気のいい日、エゾハルゼミの鳴き声、ホトトギスの鳴き声を聞きながら、高さ50cmを超えてきたクリンソウ、そして、儚い一日花を次々咲かせるゼンテイカ(ニッコウキスゲ)を見にいらっしゃいませんか。
ベニバナヤマシャクヤク まもなく
ベニバナヤマシャクヤクを楽しみに待っている方がたくさんいらっしゃいます。ここ数年の開花期間を見ると、6/5前後から約10日間ほどの間に、各個体3日間ほど開花しているようです。この観察日記やインスタグラムで開花しましたとお知らせして、数日後の日曜日に来園しても、なかなかいい状態に出会うことは難しいようです。
現在確認しているのは5個体、そのうち今日現在で4個体が蕾を付けています。早ければ次の土曜・日曜(4日・5日)あたりに開花し、次の土曜・日曜(11日・12日)までの一週間くらいが開花期間になりそうです。あくまで開花予想なので、開花状態の詳細は園までお問い合わせください。