「マグノリア通り」にズミ(上段写真)とミヤマガマズミ(下段写真)が咲いています。どちらにも共通してるズミとは酸実と書き、酸っぱい実のことです。ズミの別名はコリンゴ、バラ科でリンゴの仲間です。一方、ミヤマガマズミはガマズミ科で、ズミと花の形が全く違います。ミヤマは深山のことですが、ガマはいったい何のことなんだろう?調べてみるのも面白いかもしれません。
みどころ情報
ルイヨウボタンとルイヨウショウマ
ルイヨウボタン(上段写真)とルイヨウショウマ(下段写真)が咲いています。漢字で書くと、類葉牡丹、そして、類葉升麻。類葉とは似ている葉のことです。ルイヨウボタンの葉は、ボタンの葉に似ています。そして、ルイヨウショウマの葉は、サラシナショウマの葉に似ています。そんなことを考えながら、改めてふたつの植物を観察してみましょう。ルイヨウボタンは藤棚付近などで、ルイヨウショウマは大平沼東側東屋付近で見ることができます。
クルマバツクバネソウが深樹の小径で咲いています
クルマバツクバネソウ(シュロソウ科)
日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、世界では、朝鮮、中国、千島、樺太、シベリアに分布します。山地帯から亜高山帯の林下に生育する多年草です。茎の高さは20~60cmです。葉は輪生し、葉身は倒披針形で、先端は鋭くとがり、葉柄はなく、葉の縁は全縁になります。茎の先端に花柄を長く伸ばし、1個の淡黄緑色の花を上向きにつけます。果実は液果で、秋に羽根突きの羽子(はご)に似た実が黒紫色に熟します。