トガクシショウマ(メギ科)が開花しました。トガクシソウとも呼ばれます。山形県では、県指定文化財天然記念物となっています。山形の文化財検索サイト「山形の宝 検索nabi」には次のように記載されています。
山形の宝 検索nabiサイト トガクシショウマ 概要(活動状況)より
トガクシソウともいい、メギ科に属する多年草。他に近縁種が見当たらない日本特産の一属一種の植物で、本州中部以北の日本海側の多雪地に分布する。古い起源の形態を残している遺存種である。明治30年(1897年)に県内で発見されて以来、久しくその所在を報じた者はなかったが、昭和3年(1928年)に葉山の富並川上流海抜900mの渓谷で発見された。その後海抜500mに満たない開拓地の近くでも発見されており、最初の発見地とともに天然記念物に指定されている。我が国の学者が初めて学名をつけた記念すべき植物でもある。