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ミズバショウの仏炎苞(ぶつえんほう)が開きました。

 ミズバショウの仏炎苞(白い部分)が開いてきて、ミズバショウらしくなってきました。でも、開花はまだです。

 仏炎苞の中にある棒状のものは肉穂花序(にくすいかじょ)といいますが、そのブツブツの中から、4枚の花被片と4本のおしべと1本のめしべが出てきます。そして、おしべやめしべは花被片を押し上げて、一度にではなく順番に出てきます。これが開花なのでまだということになります。

 3月30日から、ミズバショウの成長を見てみたいと思います。

 左の写真では、葉芽だけが最初にでています。次の写真では仏炎苞が閉じて槍のように出てきます。その時、仏炎苞はくるまった状態です。そして、今日、仏炎苞は開き、マントの頭巾のように開き、中の肉穂花序が見えるようになりました。 

【言葉解説】  

 仏炎苞(ぶつえんほう)                                                                            

   植物の 苞(ほう) のうち、 肉穂花序 (にくすいかじょ) を包む大形のもの。

 苞(ほう)

   蕾(つぼみ)を包むように 葉 が変形した部分 。

 肉穂花序(にくすいかじょ)

   穂状花序 の花序(花の付き方や咲き方のこと)が多肉質になったもので サトイモ科 の植物にみられます。

   多肉質な太い花軸に 柄のない多数の小花を直接つける花序のことを 肉穂花序といいます。

オオミスミソウ 雪割草とも呼ばれます

 オオミスミソウ(キンポウゲ科)が咲き始めました。ミズバショウの谷の土手に、その可愛い花を咲かせています。落ち葉の下から次々と顔をのぞかせ、来週にはたくさん見られるようになると思われます。花の色は、白、紫、紅色、藍色などいろいろあるようですが、野草園で今咲いているのは白い花です。花弁と重なる紅色の雄しべ、そして、三角の葉が印象的です。

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フクジュソウ満開 今週末までがピーク

 フクジュソウが(キンポウゲ科)満開を迎えています。4月9日(土)・10日(日)の頃まではいい状態で見ることができると思われます。フクジュソウは光に敏感な植物なので、曇りの日や雨の日は閉じてしまいます。お天気を考えて観察しないと、せっかく見ようと思ったのに開いてないなどということになってしまいますのでご注意ください。

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