オオバナノエンレイソウ(シュロソウ科)の芽生えを見ることができました。No.13付近の杉林内で見ることができます。花が早かった昨年の開花が4月19日でしたので、ここ数年とほぼ同じように来週末には開花しそうな感じです。クリスマスローズは昨年より3週間以上も遅いのに、どうしてオオバナノエンレイソウはあまり変わらないのでしょうか?写真を見ていただくと、湧き水の所に芽が出ているのが分かると思います。湧き水の影響からか、杉林内の生育地が他の場所より暖かいのではないかと推測しています。
みどころ情報
クリスマスローズの芽生え
雪が消え、ようやくクリスマスローズの芽生えが見られるようになりました。吉林の庭の南側の斜面でみることができます。昨年は雪が少なく3月半ばには開花していたので、3週間以上遅い開花となりそうです。ローズの名前が付いていますが、クリスマスローズはバラではなく、フクジュソウと同じくキンポウゲ科の植物です。山形では雪解けとともに咲き始める早春の植物ですので、クリスマスの時季は雪の下に埋もれていることが多いと思います。今週末には咲き始め、今月下旬ころまで見ることができると思います。
セリバオウレンが20株ほど咲きました。
セリバオウレン(キンポウゲ科) 「ハーブ園」の北側にあります。
日本原産。日本海側に分布するオウレン(キクバオウレン)の変種とされ、本州から四国の山地の木陰に自生する 常緑の多年草。草丈はおよそ20cm位。地中の根の表面は鮮やかな黄色、根茎からひげ根を多数出します。 葉のつき方は2回3出複葉。オウレンは1回3出複葉。表面には光沢があります。小葉は長さ1.5~5cm、幅1~3cmで、縁は粗く欠刻状になるか羽状に浅く裂けます。長い葉柄があります。春先に花茎の上部に2~3個の花を総状につけ、花には雄花と両性花があり、ともに白色で、数個の萼片・花弁が放射状に出ます。萼片の方が花弁より大きく、花弁状に目立ちます。雄花の雄しべは多数あります。果実は袋果で輪状につきます。
和名「芹葉黄連(セリバオウレン)」は、小葉がセリの葉のように細かく切れ込むのが名の由来ですが、まだ、葉は出ていません。