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オオイタヤメイゲツの冬芽は赤色です

 オオイタヤメイゲツ(ムクロジ科) 「ロックガーデン」の登り口にあります。 

 本州中部、四国の深山に生える落葉樹。幹は灰色で、高さ5~10m。葉は長柄があり、対生で裏面に毛があります。春、枝先に黄白色の小花をつけます。萼片は紅紫色で5、花弁5、雄しべ8、翼のある果実は無毛。雄花と両性花は株を異にします。

 「大板屋名月(オオイタヤメイゲツ)」 葉が丸みを帯びるような掌状に広がる様子を名月にたとえたものであり、イタヤとは葉が重なり合って、板葺き屋根のようであることから言う。イタヤメイゲツに似ていて葉が大きいのでこの名がある。

ウラジロヨウラクの冬芽は1cm程で太っています

 本州中部以北の山地に生える落葉低木。葉の表面は薄い緑色、裏面は白色を帯びていて、枝の先に集まって輪生状についています。枝の先に花柄を数本出して、筒状鐘形の花が垂れ下がります。萼片は5個で、花は淡紅紫色で筒の先は浅く5裂します。花も茎も、粉を吹いた感じがするのが特徴です。

 和名「裏白瓔珞」は、花の様子が仏像が身につける装身具(瓔珞・ようらく)に似ていること、葉の裏が白いことからついています。

ヤマグルマまだ紅葉せず

 「スワンヒルの庭」の西側のヤマグルマが例年だと10月末から紅葉がはじまるのですが、今年はまだ紅葉になっていません。本園では、昨年11月11日に初雪でしたが、今日、11月17日現在で、最低気温が氷点下を下回らない日が続いていて、初雪もまだです。紅葉が始まらないのは暖かいせいなのでしょうか。

 

ヤマグルマ(ヤマグルマ科) 

 日本では、本州(山形県以南)、四国、九州、琉球、伊豆諸島に、東アジアでは、台湾、朝鮮半島南部に分布します。山中に生える落葉樹で幹は直立し、高さ17m位になります。葉は枝先に集まってやや輪状につき、長柄があり、革質で光沢があります。春枝先に総状花序を出し、黄緑色の両性花を開きます。苞(ほう)(蕾(つぼみ)を包むように葉が変形した部分)は早く落ちます。花柄は長く、花被はありません。雄しべは多数で葯は淡黄色。心皮(「花」の各要素は「葉」の変形と考えられ、雌しべを構成する「葉」を「心皮」(しんぴ)といいます。)は5~10。樹皮から鳥もちを作ります。トリモチノキともいいます。

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