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子孫繁栄! オオウバユリ

 オオウバユリが園内各所で実を結んでいます。先に紹介した2m程の株は、残念ながら途中で折れてしまいました(最後の写真)。

 1枚目の写真をご覧ください。三角形の種子が、びっしりと詰まっているのが分かります。すごい数だと思いませんか。1つの実には400~600個の種が詰まっているそうです。

オオウバユリは開花後は枯れ、株で生き残ります。では、種による繁殖はどのような状況でしょうか。発芽し1枚の葉を出すと、地下部の鱗茎を成長させます。次第に葉を増やし、そして、開花までには、8年以上が必要だそうです。最低10数年かかるという説もあります。

 

アベマキとクヌギの違いについて「野草の丘」で調べました

アベマキ(ブナ科)クヌギ(ブナ科)   
 関東地方から四国・九州の山地に自生し、西日本では雑木林に普通にみられます。高さ17m程の落葉樹。どんぐりの木。雌雄同株。クヌギに似ていますが、樹皮に厚いコルク層が形成される点と葉の裏面に毛がある点で区別できます。コルク層が厚いために第二次世界大戦中から戦後しばらくの間はアベマキのコルクで代用したそうです。葉は有柄で互生。新枝の基部から多数の黄褐色の小花なのついた尾状花穂を垂れ下げます。新枝の葉腋に雌花の短穂がつきます。
 和名「棈(アベマキ)」は、アベマキは「あばたまき」の意味で、樹皮がコルク層の発達によってあばた状になる様子を意味していると言われます。
 東北地方の岩手県・山形県以南の本州、四国、九州の各地に広く分布しています。沖縄の一部でも植栽可能だそうです。高さ17m程の落葉樹。どんぐりの木。雌雄同株。 樹幹は直立。樹皮は暗い灰褐色で厚いコルク状で縦に割れ目ができます。葉は有柄で互生、長楕円形で周囲には鋭い鋸歯がならびます。完全な枯葉になっても離層が形成されないので、枝からなかなか落ちず、春先まで残っている場合もあります。新枝の基部から多数の黄褐色の雄花の尾状花穂を垂れ下げます。雌花は新枝の上部の葉腋の花穂につきます。
 和名「櫟・椚(クヌギ)」は、国の木(クニノキ)から、クノキ、クニギに訛化したといいます.。
 

ミツバウツギの実は扁平な軍配のような形です

ミツバウツギ(ミツバウツギ)

 北海道から九州分布します。国外では朝鮮半島、中国に分布します。 山野に自生する落葉低木です。高さ1.5~3mになります。葉は三出複葉(5枚のこともある)で対生です。花は枝先に円錐花序をなして咲きます。完全に開かないが、花弁5、萼5とも白く、よく目立ちます。果実は偏平で先の尖った軍配のような形をした蒴果です。茎はウツギと同様に中空となります。若葉を和え物など食用にします。別名はコメノキといいます。

 和名「三葉空木(ミツバウツギ)」は、ウツギの仲間ではありませんが、花がウツギに似ていることや、葉が3つに分かれているので、この名前がつきました。

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