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シュウメイギクはキクとつきながらキンポウゲ科の植物です

シュウメイギク(キンポウゲ科)

 中国から古い時代に入ってきた帰化植物です。名前にキクがつきますが、キクの仲間ではなくキンポウゲ科の祝物で、アネモネの仲間の多年草でっす。地中の根は太く長く伸び、不定芽を出して増えます。夏の終わりに花茎が伸び先端に1輪、そのわきに1輪ずつ、さらにそのわきに順に花を咲かせていきます。花びらのように見えるのは萼片で、花弁は退化しています。開花後は綿毛に包まれたタネが実ります。

 和名「秋明菊(シュウメイギク)」は、秋に菊に似た花を咲かせるというところからきています。

センブリが久しぶりに咲きました

センブリ(リンドウ科) 移植してもなかなか毎年は咲かないでいましたが、1株だけ久しぶりに咲きました。

 中国、朝鮮半島、日本に分布します。日本では本州の関東地方以西、四国、九州にかけて広く分布しています。日当たりの良い草地に生える2年草です。茎は四角張り直立し、高さ20~25㎝で暗紫色をおびます。葉は対生です。秋に茎の上部の葉腋に柄を出し、紫色のすじのある白色の花をつけます。萼、花冠ともに5つに裂けます。雄しべ5。

 和名「千振(センブリ)」は、全草が非常に苦く、植物体を煎じて「千回振出してもまだ苦い」ということから、「千度振り出し」が略されて名付けられたとされています。別名の当薬(とうやく)は、試しに味見をした人が「当(まさ)に薬である」と言ったという伝説から生まれたとされます。

 薬草です。生薬名は当薬(とうやく)といい、乾燥した全草を粉末にして、1日3回0.03~0.15グラム(耳かき一杯ぐらい)を内服します。消化不良、食欲不振、胃痛、腹痛、下痢などに用います。

シラキが紅葉し始めました。

シラキ(トウダイグサ科)

 山地に生える落葉樹です。葉は互生し、無毛で少し光沢があります。若い葉柄は紫色を帯び、上端に腺点があります。一つの枝につく葉の大きさがまちまちなのが特徴です。枝先に、総状花序を付け、花序の基部に1~3個の雌花、多数の黄色の雄花を付けます。果実は、とても油に富み、ウズラ模様があります。

 和名「白木(シラキ)」は、材が白いことに由来します。

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