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オケラが咲きました

 「ハーブ園北側三角地帯内」で、オケラが咲きだしました。

 日本の本州・四国・九州、朝鮮半島・中国東北部に分布し、日当たりのよい山野に生える多年草です。雌雄異株で、根茎は長く節があり、茎は30~60cm位で木質をおびます。葉は互生し、柄があり、秋、枝の先端に白色、または紅色の頭状花序をつけます。果実は痩果で、暗褐色で、形は狭楕円形でやや平たくなります。新芽を食し、根は薬用として用います。

 和名は「朮(オケラ)」。由来は諸説あるようですが、花言葉は、なんと「金欠病」。無一文になることを「オケラになる」と言いますが、オケラの根を薬用とするため皮をはぐことが、身ぐるみはがされるに結び付いたということです。他に、昆虫のオケラを前から見るとバンザイしているように見えるという説もあります。「親しみやすい」という花言葉もあります。

アキノギンリョウソウが顔を出しました。

アキノギンリョウソウ(ツツジ科)

 日本全土に分布しています。国外では朝鮮、中国、インド、ブータン、ネパール、バングラデシュ、南北アメリカに分布しています。林中のやや暗い場所に生育する多年草です。地下茎から地上に花茎を形成し開花します。花茎には鱗片状の葉を密生し、先端に1個だけ花をつけます。花は横かうつむきに咲き、全体が透明感のある白です。ギンリョウソウと同じ。腐生植物と呼ばれ、葉緑体を持たないために体全体が白く、光合成ができず、落ち葉などから養分を取っています。

 和名「秋の銀竜草(アキノギンリョウソウ)」は、夏に咲くギンリョウソウにそっくりで、秋に咲くからです。別名、銀竜草擬き(ギンリュウソウモドキ)ともいいます。

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