本日、13時過ぎに2頭、16時頃に4頭、アサギマダラを確認しました。はからずも、昨年度と同じ、9/7に最初の確認となりました。今夏は、記録に残る猛暑でしたが、本格的な秋の到来とともに、アサギマダラの訪れを期待しています。
本日、13時過ぎに2頭、16時頃に4頭、アサギマダラを確認しました。はからずも、昨年度と同じ、9/7に最初の確認となりました。今夏は、記録に残る猛暑でしたが、本格的な秋の到来とともに、アサギマダラの訪れを期待しています。
アケボノソウが見頃を迎えています。写真を見てお分かりのように、個性的で鮮やかな花です。ファンが多く、問い合わせや案内をする機会が多い植物です。ミヤマカスミザクラそばの「案内番号②」が来園者に人気の場所です。他に、「ミズバショウの谷の木道沿い」では、上から見下ろして撮影できます。
日本では北海道、本州、四国、九州に、アジアでは中国、朝鮮半島に分布します。山野の水辺に生える2年草です。茎は四角張り直立し、高さ60~90cmになります。葉は柄があり対生し、茎の頂部を分枝し、柄のある白色の花をつけます。萼は緑色で、花冠とともに5つに裂け、花冠裂片には緑色の2点と黒紫色の細点があります。雄しべ5本で、蒴果に萼と花冠がついており、発芽後1年目はロゼットのまま過ごします。
和名の「曙草(アケボノソウ)」については、花冠の斑点を夜明けの星に見立てたという説が大変有名ですね。目を引く緑色の2つの点は、蜜腺です。昆虫が蜜を求めて集まってきます。
ナツエビネ(ラン科)
本州、四国、九州に分布します。国外では、中国南部、台湾、朝鮮(済州島)に分布します。暖地の落葉樹林内に生える多年草です。高さ20~40cm位です。葉は4~5枚が束生し越年生です。淡緑色の長楕円形で先端は鋭く尖り、縦にひだがあり光沢はありません。8月下旬に葉腋から1~2本の花茎を葉より高く出し総状花序をつけます。花は径2cm位で距はなく、側花弁は線形、唇弁は垂れ下がって3裂し、中裂片は大きく縁が波状で先端が尖ります。色は白色から深い桃紫色まで多様です。
和名「夏海老根(ナツエビネ)」は、夏に開花する海老根(エビネ)であることに由来します。
開花 令和4年 9月1日、令和3年 8月27日、令和2年 8月21日、令和1年 8月22日 開花日と気候との関係を調べるため開花した日の気象情報(その日の午前9時の気温と湿度&最低気温、前日の最高気温)を並べてみましょう。
午前9時の気温 | 午前9時の湿度 | その日の最低気温 | 前日の最高気温 | |
令和5年9月5日 | 24.4℃ | 92% | 19.0℃ | 28.0℃ |
令和4年9月1日 | 26.2℃ | 75% | 20.0℃ | 26.5℃ |
令和3年8月27日 | 26.5℃ | 66% | 20.0℃ | 28.0℃ |
令和2年8月21日 | 28.2℃ | 70% | 16.0℃ | 32.0℃ |
令和1年8月22日 | 24.0℃ | 記録なし | 18.5℃ | 27.0℃ |
5年間のデータから開花にはその日の最低気温が20.0℃以下が条件の様です。この仮説が正しいか、次年度以降調査していきたいと思います。