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センニンソウが満開です

センニンソウ(キンポウゲ科) 「マグノリア通り」にあるセンニンソウは、サラサドウダンツツジに絡んでいます。

 北海道南部、本州、小笠原諸島、四国、九州、沖縄に広く分布しています。国外では中国中部、台湾、朝鮮半島南部等の亜熱帯の地域に分布します。山野や道端の日向に生えるつる性の木質の多年草です。茎はまばらに分岐し、葉は対生して柄があり、毛は生えていません。夏の終わりから初秋にかけて、茎の先や葉腋から花序を出し、白色の花を多数つけます。萼片は4で十字形に並び花弁のように見えます。花弁はありません。雄しべ、雌しべは多数あり、花柱は白色で羽毛状です。

 葉、茎にポロトアネモニンという毒成分を含んでいて、汁液が皮膚に触れると水ぶくれが生じます。また、間違って食べると胃腸炎症を起こします。有毒植物です。

 和名「仙人草(センニンソウ)」は、痩果(そうか:果皮が堅い膜質で、熟すと乾燥し、一室に1個の種子をもつもの。)に付く綿毛を仙人の髭に見たてたことによります。別名が「ウマクワズ(馬食わず)」と言い、有毒植物で馬や牛が絶対に口にしないことを意味します。

ツリフネソウとキツリフネが満開です

ツリフネソウ(ツリフネソウ科)キツリフネ(ツリフネソウ科)
 東アジア(日本、朝鮮半島、中国、ロシア東南部)に分布します。日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し、水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生します。高さ30~50㎝の1年草です。茎の先の方の葉腋に、大きさ3.5~4㎝の紅紫色の花を咲かせます。花弁状の3個の萼と、唇形の3個の花弁を持ち、距は長く筒状になり、最後はクルッと巻いています。 ユーラシア・北米大陸に広く分布します。日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し、山中の湿地に生える1年草です。茎は直立し、高さ50cm位。夏に葉腋に柄を出し黄色の花を3~4個開きます。距は、ツリフネソウと違って巻いていません。さらに、葉の形も違って、葉先が尖らず、また、葉のギザギザ(鋸歯)は円みがあります。
 和名「釣船草、吊舟草(ツリフネソウ)」は、花の姿が帆掛け船をつりさげた様に見えるためです。  和名「黄釣船(キツリフネ)」は、花の色が黄色で、花の姿が帆掛け船をつりさげた様に見えるためです。

ナンブアザミ

「案内番号25番、ナナカマドの森北側道路」のナンブアザミです。

 キク科で茎の高さは1~2メートルになります。花期は8~10月頃で、上からやや下向きに花をつけ、花は筒状花のみで構成され、花の色は紫色です。総苞は粘らず、葉の基部は茎を抱かず、花期には根生用葉は残っていません。和名は南部地方(奥羽地方)の薊という意からで、東北地方で普通にみられます。分布範囲が東北地方~関東地方~中部地方(日本海側に偏る)と広く、変異が多いのが特徴です。

 

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