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8番入ってすぐの「水辺の花コーナー」にヒメシロネが咲き始めました

ヒメシロネ(シソ科)

 日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、山間の湿地に生育しています。国外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部に分布しています。山野の湿地に生える多年草です。白色の地下茎をのばし、茎は四角張り直立して30~70cm。葉は対生して柄はありません。夏、葉腋に白色で唇形の小花をつけます。萼は5つに裂け、花冠の筒部は短く、上唇は2つに、下唇は3つに裂けています。雄しべ2、花柱は長くのび先が2つに分かれます。

 和名「姫白根(ヒメシロネ)」は、大型のシロネが、地下茎が白いのでシロネといい、シロネより小型であるためです。

これが ウゼントリカブトの花です

 「コゴミロード」「藤棚」「アジサイロード」などで、ウゼントリカブトが咲きだしました。

 東北・関東の奥羽山脈を中心とした山地帯に生える多年草です。草丈50~180cmの茎の上部に青紫色の花をつけます。花弁に見えるのは萼片で、その中に細長い花弁が2枚あり、奥には距という部分があり蜜が分泌されます。雄しべと雌しべは入口の下側にあります。

 和名は「羽前鳥兜」。 羽前は山形県の旧国名、何と蔵王で発見されたのです。花が鳥兜・烏帽子に似ている、鶏の鶏冠に似ていることにも由来します。三大毒草の一つとして有名です。呼吸中枢の麻痺、心伝導障害が起こります。

色と形が絶妙です  ツリフネソウ

 「ひょうたん池南側」の湿地で、ツリフネソウが咲きました。

 東アジア(日本、朝鮮半島、中国、ロシア東南部)に分布します。日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し、水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生します。高さ30~50㎝の1年草で、茎の先の方の葉腋に、大きさ3.5~4㎝の紅紫色の花を咲かせます。花弁状の3個の萼と、唇形の3個の花弁を持ち、距は長く筒状になり、最後はクルッと巻いています。

 紫・白・黄のカラフルな色合い、ラッパのような形、そして最後がカールしていて、なかなかおしゃれな花です。和名は「釣船草、吊舟草」。 花の姿が、帆掛け船をつりさげた様に見えるためです。 

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