園内にはイタドリ、オオイタドリ、ケイタドリの3種類がありますが、違いがあまりよくわかりませんでした。そこで、調査し、やっと納得しました。自信をもって教えられます。「マグノリア通り」の№1の所にあるのはイタドリでした。今後、オオイタドリ、ケイタドリを紹介していきます。今日は、そのイタドリです。
イタドリ(タデ科) 「七草の庭」にもあります。
中国から台湾、朝鮮、日本各地まで広く分布している山野に生える多年草です。根茎は地中を貫いて伸び、木質で黄色です。茎は直立あるいは斜めに傾き、草丈は1.5m位です。茎は中空で分枝します。葉は互生で柄があり、葉は卵形~広卵形です。先が尾状にとがります。基部は切形です。裏面は淡緑色です。雌雄異株です。夏に葉腋や枝の先に複総状様花序を出し、小さな白色の花を多数つけます。萼は5裂し、雄花の雄しべは8、雌花の雌しべは3花柱あります。
和名「痛取(イタドリ)」は、傷薬として若葉を揉んでつけると血が止まって痛みを和らげるのに役立つことから、「痛み取り」が転訛して名付けられました。漢字では「虎杖」とも書き、軽くて丈夫なイタドリの茎が杖に使われ、茎の虎斑模様から「虎杖(こじょう)」と呼ばれたことによります。
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