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サワフタギが咲きました

 「ひょうたん池南西側」のサワフタギの花です。蕾の膨らみ具合から数日前より注目していましたが、本日開花です。

 日本では北海道・本州・四国・九州に、アジアでは朝鮮・中国に分布する山地にある落葉低木です。高さ2.5m位で、多く枝分かれし、葉は互生で短い柄で毛があり、縁には細鋸歯があります。若い枝の上に若い葉とともに花穂をなし、白色で細かな花を付けます。萼は小さく緑色で、花冠とともに5つに裂け、雄しべが多く、雌しべは1つです。球形の核果(かくか:液果の一種で,中心部に堅い核をもつ果実をいいます。ウメ,モモ,サクランボのように,肥厚した中果皮を食用にするものと,クルミ,イチョウ のように中心の種子を食用とするものとがあります)はゆがんだ卵形で、藍色に熟します。シロシタホタルガの幼虫の食草となります。

 和名は「沢蓋木(サワフタギ)」。沢を覆うように生育し、群落を形成する様子からつけられた名前です。その様子を想像するだけで、ワクワクしてしまいます。

 

「マグノリア通り」で、赤い小さな花のドウダンツツジが3種類咲いています

 ベニドウダン(一番小さい紅色の花)、サラサドウダン(少し白っぽい更紗模様の花)、ベニサラサドウダン(サラサドウダンより小さいですが、紅色が一番濃い花)です。その他アブラツツジも咲き出してています。花壇ドウダンツツジ等の下では、ホタルカズラやオオヤマフスマ、オッタチカタバミ、マイヅルソウが咲いていて「マグノリア通り」は花盛りになっています。

サルメンエビネが「ミズバショウの谷」の木道を抜けた道路の近くで咲いています

サルメンエビネ(ラン科) №24番付近になります。 1株だけ咲いていますが、葉だけのものが5株ありました。

 日本では北海道、本州(千葉県、愛知県、大阪府には自生していない。)、四国、九州まで広く分布しています。アジアではカシミール、ネパール、インドのシッキム州、ブータン、中国西南部、台湾に分布しています。ブナ林などの深山の落葉樹林下に生育するエビネの仲間では最も北まで生える多年草です。葉は3〜4枚で、長さ15~20cmの倒卵状長楕円形です。葉の裏面に、毛が生えています。花茎を立てて、先に花をつけます。萼と側花弁は淡黄緑色、唇弁は大きくて紫褐色〜紅褐色、中央裂片には鶏冠状突起があります。球茎は卵状球形で10数年の寿命です。

 和名「猿面海老根(サルメンエビネ)」は、猿面は唇弁が赤みを帯びてしわが寄っている猿顔に見立て、エビネは偽球茎の形をエビの背中に見立てたものです。

 

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