「ひょうたん池南西側」のサワフタギの花です。蕾の膨らみ具合から数日前より注目していましたが、本日開花です。
日本では北海道・本州・四国・九州に、アジアでは朝鮮・中国に分布する山地にある落葉低木です。高さ2.5m位で、多く枝分かれし、葉は互生で短い柄で毛があり、縁には細鋸歯があります。若い枝の上に若い葉とともに花穂をなし、白色で細かな花を付けます。萼は小さく緑色で、花冠とともに5つに裂け、雄しべが多く、雌しべは1つです。球形の核果(かくか:液果の一種で,中心部に堅い核をもつ果実をいいます。ウメ,モモ,サクランボのように,肥厚した中果皮を食用にするものと,クルミ,イチョウ のように中心の種子を食用とするものとがあります)はゆがんだ卵形で、藍色に熟します。シロシタホタルガの幼虫の食草となります。
和名は「沢蓋木(サワフタギ)」。沢を覆うように生育し、群落を形成する様子からつけられた名前です。その様子を想像するだけで、ワクワクしてしまいます。