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クサボタンの綿毛が最高に伸びてきました

クサボタン(キンポウゲ科)

 日本固有種で、本州全体に広く分布し、山地の草原や林縁などに生育しています。茎は直立し、高さは1mになります。茎の下部は木化して直立しますが、上部は木化しないで、見かけでは多年草と言いたくなる半木本植物です。茎の先端に散房花序を形成しますが、キンポウゲ科なので花弁はなく、花筒を形成しているのは淡紫色の顎です。4片の顎は開花時には反り返ってカールします。花後に雌しべの花柱が綿毛状に伸びてきます。

 和名「草牡丹(クサボタン)」は、葉がボタン(牡丹)に似ることからつきました。

マルバノキの花

 「ログハウス」裏に、マルバノキ(マンサク科)の花が咲いています。今年の花はいつもの年と比べるとやや小さめ、径1cmのも満たない花です。野草園では、シーズン最後に咲く樹木の花です。名前の由来になっている円い葉が特徴的ですが、背中合わせに咲く五芒星のような形の暗紅紫色の花はもっと特徴的です。ベニマンサクという別名もあります。中部地方から中国地方・四国に局所的に自生し、最終氷期の遺存種と言われている日本固有種です。中部地方から中国地方、そして四国に局所的に自生しているようです。

バードウォッチング 「あっ、ヤマガラがいたよ!」

 木の葉が落ち見通しが良くなり、そして、紅葉の綺麗なこの時季、今年2回目のバードウォッチングが行われました。常連の方から子どもとご一緒の方まで、20名の方の参加です。講師の先生は、日本野鳥の会山形県支部の細谷千鶴子氏と嵐田稔氏。2時間かけて野草園の中をまわり、留鳥や冬鳥の観察を行いました。

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